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MESSAGE 現場感を持って社会課題に取り組む

私自身、地方にて実際に在宅・独居でALSの方の主治医となりました。
当時、市内圏の看多機（人工呼吸器は診れない）を使いながら、半分独居、十分在宅も、訪問診療や訪問看護を使って何とか診ていましたが、急速に筋力が落ちてきて、実際に人工呼吸器をつけるかどうかという段階になりました。
ご本人様は生きたいという考えも持っておられましたが、独居で継続の支援力も弱く、地域にも人工呼吸器の方を長期的に診ているシステムがなかったのです。
のちのちは、「人工呼吸器装着するのであれば中枢病棟型病院に行かなければならない」という選択に迫られ、結局人工呼吸器をつけずに最期を迎えられたという経験をしました。この経験がずっと心に残っていました。ご家族は看多機や施設はなかなか受け皿ができてはいませんが、都会であっても人工呼吸器といった医療依存度の高い方の受け皿は少ないのです。
その社会課題を解決するために、自宅のように住まえて、濃厚な看護・介護を受けられるホームをつくることとなりました。
ABCリビングの主役は、ホームでサービス提供を日々実践する看護師・介護士の皆さま一人ひとりです。「生きる」のに困らない社会を実現するために、より良く「生きる」ことに寄り添って、仕事を楽しみ人生を楽しみながら、新しいケアの未来を創り上げてくれる仲間を求めています。

代表取締役社長
（医師）桔梗谷　学